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西鋼の強み

提案力・実現力

西鋼の提案力 「良い製品」を追求する。繊細な要望に応えるクオリティ。

サクセスストーリー

繊細な仕様にも応える提案力。追求するのは「良い製品」としての仕上がり。

01.提案の背景 -Background-

繊細な仕様に応えるための試行錯誤。可能性の追求は怠らない

今回の案件は建築家 谷口吉生氏の設計監修の京都国立博物館 平成知新館ホール内装ならびにエントランスに使用。金属建具設計、製作、施工を行うユーザーに対し、建築家の谷口氏より入口ホール内装材料に重厚感のある表面意匠材の提案依頼があり、ユーザーと西鋼が共同で考案しました。
表面のイメージとして、ユーザーと谷口氏の判断から、数種類のサンプル作成を行い仕様の確定を試みます。しかしながら、ビーズブラストだけでは仕上りが白っぽくなり重厚感が出ず、下地処理にアルミナのブラスト処理を追加。加えてビーズならびにアルミナの粒度の組合せのテストを行い、ようやく表面仕様が決定しました。

02. 西鋼のソリューション -Solution-

仕様変更にも対応する提案力。追求したからこそ仕上がった「良い製品」という結果

さらに、ホール壁材の大きさについて当初は、表面肌2B使用が前提の1524幅以下でしたが、建物の詳細設計によって1900幅前後に変更となりました。変更に伴い、表面肌No1の材料しか無いため、同様の意匠性確保と表面粗度の均一性が必要となり、新日鐵住金ステンレス株式会社のクリスタルミラーTMならびに5000トンコールドレベラー品の提案に至ります。
クリスタルミラーTMの採用で、クリスタルミラーTMのEGR研磨下地処理による板表面の改善が図られ、ピンホール等の発生しない無欠陥性、均一性ならびに鏡面処理を行ったことによる写像性を実現。また5000トンコールドレベラーによる平坦度が良好となり、波打現象がなく壁への据付後の影によるコントラストの影響も解消しました。クリスタルミラーTMならびに5000トンコールドレベラー品の相互効果による重厚感、写像性は非常に良い製品として仕上がりました。谷口氏から高い評価をいただくことができ、本件が達成したクオリティに胸をなでおろしました。

  • 平成知新館全景
    平成知新館全景
  • 平成知新館エントランス
    平成知新館エントランス
  • 平成知新館ホール壁材
    平成知新館ホール壁材
  • エレベーター廻り壁材
    エレベーター廻り壁材